フライフィッシングについて
日本でも多くのファンを持っている釣りがフライフィッシングです。フライフィッシングとは名前の通り、フライを使って魚を釣る方法で、フライとは毛ばりのことです。
フライフィッシングはイギリスなどでスポーツとして行われているトラウト(マス)などの魚釣りがアメリカに伝わり、そこから更に発展したものとなっています。
このフライフィッシングには、大別するとドライフライフィッシングとウェットフライフィッシングの2種類があります。
- ドライフライフィッシングとは、水面に浮かせたフライを使用した釣り方のことで、川や湖の水面を飛びかうカゲロウなどの昆虫を擬したフライを使って魚を釣ります。
- 対するウェットフライフィッシングとは、水中にフライを沈めて川の流れで泳がせるようにして使う釣り方です。ちなみに同様に水中にフライを沈める釣り方でも、ニンフと呼ばれるフライを使用する時にはニンフフィッシングと呼んでいます。
フライフィッシングでは、サケ科の魚が主なターゲットになることが多く、他にもアマゴ、ヤマメ、イワナなどの渓流魚が対象で、場所としてはこうした魚が生息できる河川や湖沼で釣をするのが一般的となっています。
フライキャスティングは、ロッドにリールを取付け、リールにキャスティングする時にオモリの役割をするフライラインを巻いて、これにテーパ状になったリーダーと呼ばれるラインを結んで使います。更にリーダーにはハリスを結んで、その先端にフライを結びキャスティングをします。
この方法での釣りのポイントは、単に魚を釣り上げることもさることながら、フライの自作をして、釣りに行く渓流の環境に適したフライの選別や、流し方などにも楽しさがあり、妙味と奥深さを感じるはずです。